「人前で泣いてしまうのをどうにかしたい…」→精神科医が出した“納得のアドバイス”とは?
「人前で泣いてしまうのをどうにかしたい…」。そんな人に納得のアドバイスを出すのは、これまでネット上で若者を中心に1万人以上の悩みを解決してきた精神科医・いっちー氏だ。「モヤモヤがなくなった」「イライラの対処法がわかった」など、感情のコントロール方法をまとめた『頭んなか「メンヘラなとき」があります。』では、どうすればめんどくさい自分を変えられるかを詳しく説明している。この記事では、本書より一部を抜粋・編集し、考え方次第でラクになれる方法を解説する。
「人前で泣いてしまうのをどうにかしたい…」 そんな人に納得のアドバイスを出すのは、これまでネット上で若者を中心に1万人以上の悩みを解決してきた精神科医・いっちー氏だ。 「モヤモヤがなくなった」「イライラの対処法がわかった」 など、感情のコントロール方法をまとめた『頭んなか「メンヘラなとき」があります。』では、どうすればめんどくさい自分を変えられるかを詳しく説明している。この記事では、本書より一部を抜粋・編集し、 考え方次第でラクになれる方法 を解説する。(構成/種岡 健)
Photo: Adobe Stockある女性の告白
泣いてしまった──。
会社で、あんなに大勢の人の前で泣いてしまったのは初めてだったと思う。 自分でもなんで泣いてしまったのかわからないけど、涙が溢れ出てしまって、自分でも止められなくなっていた。
「仕事は大丈夫? 自分が新人の頃を思い出すねぇ。応援してるよ」
そんな上司の声を思い出す。 我ながら本当に恵まれた職場に就職できたと思っている。 職場の上司や同僚はいい人たちが多い。 直属の上司になった人は、ちょっと家族自慢が多めだけど気にならない程度だし、新人の私にもよく話しかけてくれる。 お給料もいいので、働くことへの不満は一切ない。
「最初はみんなできないけど、今のうちからしっかり覚えようね」 「私も入ったばかりの頃はできなかったから、わからないことはどんどん聞いていいよ」
なんて、優しい言葉をかけられると、急に涙が出てしまうようになった。 私に気を使ってくれているのはわかる。
でも、そんな気持ちを感じるたびに、「自分がいかにダメなやつか」を再認識させられている気がして、優しくしてくれているのに泣いてしまうのだ。
「メンヘラと思われているに違いない……」
だけど、完成するまでにすごく時間がかかった書類を見てもらい、改善点を指摘された(まったく怒ってないし教え方も親切だった)ときに、 メモをしながら泣いてしまった 。
「きっと上司に、『すぐに泣く新人だな』『面倒だし、情けないな』と思われてるに違いない……」
「すみません」「ごめんなさい」 もう何度目かの謝罪の言葉、涙と一緒に勝手に出てくるイヤな言葉。 自分が自分でないようだ……。
こうやって周りに迷惑をかける私は、きっと “メンヘラ”だと思われているに違いない 。
人に言えないレベルの悩み
だけど、相談しようとすると、「心配させてしまうのがイヤだな」という罪悪感や、「職場で泣くなんて非常識だと思われないかな」という羞恥心が出てきてしまう。
いつも「大丈夫な自分」を取り繕ってしまってまともに相談できない。 本当はぜんぜん大丈夫じゃないのに……。
『職場で 泣かない方法』 『心 強くするには』
「きっと私なんかとはぜんぜん別の世界に住んでる人たちなんだろうな……」
「やっぱり自分とは違うんだなぁ……」 と、余計にイヤな気分になるだけだった。
そうやってネットで調べ続けていたら、 「そんな兆候が続くと、うつ病になる」 という記事も見つけた。 「甘えてばかりいる人はうつ病になりやすい」 という投稿も見てしまって、なんだかとても怖くなった。 そんなふうにネットをダラダラ見ていたら、ある精神科医とのすごい出会いがあったーー。