脳のこと・若気の至り
脳のこと・若気の至り

脳のこと・若気の至り

脳のこと・若気の至り 脳には「神経可塑性(neuroplasticity)」がある。 繰り返される言葉や思考は、それだけで神経回路を強化していく。 「またダメだった」「自分には無理」――そんな言葉を何度も使えば、その回路がどんどん強化され、 やがて「まだやってもいないのに、あきらめる」という反応が、反射のように起きてしまう。

脳には「神経可塑性(neuroplasticity)」がある。繰り返される言葉や思考は、それだけで神経回路を強化していく。「またダメだった」「自分には無理」――そんな言葉を何度も使えば、その回路がどんどん強化され、 やがて「まだやってもいないのに、あきらめる」という反応が、反射のように起きてしまう。可能性にあふれる言葉を選び続ければ、前頭前野や報酬系が活性化し、意欲や判断力を支える神経ネットワークが育っていく。

言葉は、いつのまにか「自分を構成する要素」になっていく。どの言葉を残し、どの言葉を手放すか――

計画する力。衝動を抑える力。先のリスクを読む力。 それらを担っているのが「前頭前野」と呼ばれる部位だ。そして、この前頭前野は――人間の脳の中でいちばん最後に成熟する部位だとわかっている。 前頭前野が本格的に完成するのは20代後半~30代にもなるという。

つまり、私たちは10代から20代を「まだ未完成の脳でこの世界を視て、何かを選択し、失敗しながら生きる」ということになる。

この note を読んで、私は過去の自分を許すことができた。「あの時、私は未完成だったのだ」と。