セミトレーラー完全ガイド★種類・寸法・運転のコツまでを徹底解説!
セミトレーラー完全ガイド★種類・寸法・運転のコツまでを徹底解説! トラクターと連結した場合は、荷重が連結部分に掛かるところから、連結部分のことを 第5輪 とも呼んでいます!! さらに、トラクターの構造によって、第5輪にかかる荷重は定められているので、トラクターの前軸からトレーラー後軸までの距離が最遠軸距となり、 一般車よりもロング であることが分かります。
トラクターと連結した場合は、荷重が連結部分に掛かるところから、連結部分のことを 第5輪 とも呼んでいます!!
さらに、トラクターの構造によって、第5輪にかかる荷重は定められているので、トラクターの前軸からトレーラー後軸までの距離が最遠軸距となり、 一般車よりもロング であることが分かります。
ちなみに、セミトレーラーに似た車両で フルトレーラー があります。
今回の記事は、意外と詳しいこと知らない! セミトレーラーの構造や種類 について、じゃじゃーんとご紹介していきますね☆
セミトレーラーの車両構造日本では、街中でも見かける機会が多い セミトレーラー!
様々な用途に使われていて、 〝働く車〟 の 代名詞的な存在 と言えます。
トラクター部分を連結させて運転することを前提に作られているので、トラクター単体には 荷物を積むスペースがありません。
さらに、トレーラー単体には、前輪がないので 連結していない時は運転することはできない のです…
車両総重量は最遠軸距に応じて、 トラクターは25t・トレーラーは28t まで(海上コンテナ積載車などの特認を除く)にする必要があり、トラクター側にかかる重量の根拠となる第5輪荷重の表示が義務付けられています!
トラクター側にある連結器は、一般にカプラが使われていて、トレーラー側はキングピンでつなぎます。
セミトレーラーのブレーキには、エアブレーキが用いられていて、車軸の数は 積載重量・車軸・車輪・サスペンション の許容負荷容量の関係で決められるのです!!
ちなみに、一部の路線バスに見られていますが、切り離すことを前提としていない、永久連結構造の車両(連接バス)は、 牽引車両ではなくて単一車に分類 されます。
トラクタートラクター とは、牽引自動車として引っ張る部分の車両です。
簡単にいうと 〝サンタが乗っているソリを引っ張るトナカイ〟 の役割を果たしています!
この引っ張られる側の ソリ が トレーラー ということになります!
基本的にトラクターとトレーラーは、セットで使われるので、トレーラーに関しては トラクターがないと動かすことができません。
牽引自動車には、セミトレーラーとフルトレーラーがあって、 日本でイチバン普及 しているのがセミトレーラーとなります!!
セミトレーラーの構造は、トラクターとトレーラーが連結することで、 トレーラーの重量の一部をトラクターが支える造りです!
逆に、フルトレーラーは、 トラクターに単体のトレーラーが繋がれたモノ のことを言い、トレーラー部分に荷積の重量全てが掛かってきます。
トレーラー続いて、 トレーラー とは、主に貨物用の自動車形態の一つ。
運転席と荷台部分を離すことができる造り になっていて、後ろとなる部分をトレーラーと呼んでいます!
後方部分であるトレーラーは、トラクターに牽引される目的でに作られた車両なので、 トラクターと離れた状態では自走することができません…
トレーラーの種類と特徴【セミトレーラー】
今回の記事で、 〝メイン〟 に紹介しているセミトレーラー!
最大の特徴は、何と言ってもトレーラーの前荷重をトラクターが負担をするので、トラクターの 後輪駆動軸に大きな制動力を生むことができるメリット があります!
【フルトレーラー】
セミトレーラーのようにトラクターの上にトレーラーを乗せるのではなくて、 トラクター自体に荷重が全部掛かるようになっている仕組み!
見た目はちょっと短めの電車にも見えますが、レールの上を走行するわけではないので、左右に振られると 後部が揺れてしまうことがあり、運転技術が必要 です。
【ポールトレーラー】
ポールトレーラーとは、セミトレーラーやフルトレーラーとも違った構造で、 積載物自体を車両のフレーム(骨組み)にして連結や輸送を可能 とした構造。
コンクリートパイル・橋梁・原木 といった長いものを運ぶ際に、トラック本体と組み合わせて運びます!
マルチトレーラーは、 自動車やトラックの後方に取り付けられる荷台 を指し、 カーゴトレーラーやライトトレーラー といったものもあります。
これらは主に スノーモービルやジェットスキー、バギーなどを運搬 する際などに活用されます。
運転時には 車両の扱い方が変わるため、バックするのが難しい といった面もあるのでご注意を!
また、 低床式のポールトレーラー が、マルチトレーラーと呼ばれることもあります。
3輪タイプは最大積載量100トン程度であり、 火力発電所の炉 といった超大型の荷物を運ぶことが可能です。
5輪タイプの場合は最大積載量50トン程度になり、 伸縮可能なフレーム に列車などを乗せられます。
セミトレーラーの種類トレーラーは、セミトレーラーやフルトレーラー、ポールトレーラーなどがあると紹介してきましたが… 実は他にも種類はあるのです。
食品や雑貨・建設機械・重量物・長尺物 などと言った、積載物とトレーラーの方式に合わせて色んな種類の架装を施せます!
「えっ早く言ってよ!」 と思った方がいたらスミマセン!下記の項目で詳しく説明していきますね。
スタンション型他にも種類があると言ったセミトレーラーですが、2003年10月から始まった 〝分割可能貨物運搬車両の許可限度重量の引き上げ〟 によって、特例8種類に分けられています。
セミトレーラーの種類 ①スタンション型 ⑤バン型 ②あおり型 ⑥タンク型 ③船底型 ⑦自動車運搬型 ④コンテナ型 ⑧幌型上記の中で、まずは スタンション型 からですが、こちらは 鋼材、原木、コンクリート製品などの運搬 に使われることが多くなっています!
さらに、荷台部分が平坦であるフラットトレーラーをベースにし、前方には前タテ、側面に決まった数のスタンションやワイヤーフックを設置します。
車両の最大積載量や重心の高さ によって、スタンションの数や高さは変わります。
あおり型次は、 あおり型 ですが、こちらは「チャンネル車」というユニークな呼び方もあるタイプです。
●固縛を前提にしたタイプ
固縛を前提にしたタイプ は、荷台の前方に鳥居が、側面の後方にはあおりと中柱、ワイヤーフックが設置されていて、 雑貨や瓦などの運搬 に使われます!
●固縛を前提にしていないタイプ
一方、 固縛を前提にしないタイプ は、荷台の四方を角パイプを段々にして積み上げるか、もしくは高張力鋼板を使用して箱状にし、 スクラップの運搬 などに使われています。
船底型続いては 船底型 ですが、こちらはフラットトレーラーをベース車に利用し、荷台の中央部分は洋画などで見る機会のある 「海賊船の船底」 のようにくぼませています!
これによって積荷が安定し、 落下防止 などを防ぐことができるのです。
主に コイルなどの円筒状の荷物を運ぶ 際に、使用されることが多くなっています!
コンテナ型セミトレーラーの コンテナ型 とは、コンテナ(貨物用の容器)を固定するために、シャーシフレームの四隅にツイストロック装置が装備され、 海上コンテナの運搬 に使用されています!
海上コンテナの輸送を行う際は、 20ftコンテナ専用の短尺車、40ftコンテナ用の長尺車 があります!
40ftコンテナ用の長尺車の中には、20ftコンテナを1個積みを可能にしたタイプも存在しています。
最近だと、フル積載に対応した3軸シャーシが 普及 しています。
バン型さらに、 バン型 は、普及している種類の一つである箱型タイプのセミトレーラー。
側面が上方向に大きく開く ウイングタイプ や、後部や側面に扉がある バンタイプ に分けられています!
冷凍、冷蔵仕様のトレーラーの場合は、バンタイプが多いですが、 海上コンテナのトレーラーを改造し、バントレーラーとして使用 するケースもあります。
タンク型セミトレーラーのタンク型についてですが、まず 液体燃料を運搬 するために使われる タンクローリータイプ があります。
また、粉粒体の運搬に使用される バルク車 があり、2種類のタイプに分けることができます。
自動車運搬型別の種類としては、 自動車運搬型 があります!
自動車運搬型とは、名前から予測できる通りに 車両運搬を目的 として使用されています。
車載専用となるセミトレーラーなので、自動車を1台でも多く運べるよう、 トラクター側にも車を積める構造 となっているモノも存在します。
幌型最後にご紹介するのが、アオリを装備した平ボディトラックをベースにして、骨組み付きの幌をかぶせた 幌型。
一般的な平ボディと異なり、 荷物が雨などで濡れるのを防止 することができます。
さらに、楽器の一つであるアコーディオンのように、 前後に伸縮させることが可能 となっています!
フルトレーラーとの違いは?
種類や構造 の何となくの違いについて触れてきましたが、明確なところは 「どこなの?」 と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか?
セミトレーラー トラクター部分に荷台がない 連結時の全長最大 18メートル トラクター部分のみで自走不可 フルトレーラーより運転技術が必要ないまず、セミトレーラーの トラクター部分には、荷台がなく、引っ張ることを専門 としています。
逆に、トレーラー部分には荷台があって、 荷物を積むことができます。
連結した時の全長は、法律で 18メートルが限度 となっています。
フルトレーラー トラクターに荷台がある 連結時の全長最大 21メートル トラクター部分のみで自走可 セミトレーラーより運転技術が必要次に、フルトレーラーですが、セミトレーラーとの大きな違いは何と言っても 〝トラクター部分にも荷台がある〟 ことです。
そのため、トラクターとトレーラーの両方に荷物が積めるので、 たくさんの荷積が可能 なのです。
連結した時の全長は、これも法律で 21 メートルが限度 とされています。
フルトレーラーの場合は、トレーラー部分だけを切り離して、トラクターのみで 普通トラックのように道路の自走 もできるのです。
フルトレーラーは、セミトレーラーよりも 運転するのに技術が必要 で、ベテランドライバーが運転していることが多くなっています。
セミトレーラーの規格・寸法
ここまでの セミトレーラー の説明で、 「大型のイメージ」 ということが定着しているのではないでしょうか?
確かにトレーラーの全長は10mであったり、20m超えのロング、積載重量も大きいので運転が 「難しいんじゃないの?」 と不安な人もいるかと思います。
確かに!大きなトラックなので、 運転経験の少ない方は大変ではあります…
とはいえ、セミトレーラーの 構造や運転する際のコツ を覚えてしまえば、 上手にテキパキと乗りこなすことができる のです!!
最大積載量大型のトレーラー は特殊車両に当てはまるので、車検がおりてナンバープレートがついていても、 国土交通省 が発行する 許可証がなければ道路の走行はできません。
さらに、積載重量に関しては、 〝バラ積み緩和〟 や 〝単体物許可〟 などと言うものがあります!
「バラ積み緩和ってなんや?」 と言いますと、 鋼材や材木などの単体物ではないものを運ぶ場合 、台車の軸数を増やすことで1軸の加重を減らして10t以下にし、総重量28tを緩和して36tまで許可してもらうことを言います!
この場合だと最大積載量が25tから28tぐらいまで許可されることとなり、 トレーラーの多くがこのバラ積み緩和 を行っています。
バラ積み緩和以外には、 単体物許可が あり、分割ができない 単体物を運ぶ車両 として特別に許可された車両のことです。
単体物許可の場合は、走ることができる道路が限定されていますが、車両基準の軸重10tを超えていても許可されるので、最大積載量のMAX(上限)がなくなります。
いくら最大積載量の上限がなくなると言っても、トラクター自体の 最大牽引能力を超えていると許可はされない ので注意しましょう!!
車両総重量道路運送車両の保安基準 は、2015年5月に改正され、ダンプトレーラーなどを含め セミトレーラーの基準 が大きく変更されました。
「どう変わったの?」 というと、2軸セミトラクターの駆動軸重が10tから11.5tに緩和されました!
バン型などの特例8車種のセミトレーラーは、連結ピンから車両最後端までの 長さ制限 が12mだったところが13mになったのです。
他に連結した際の全長も、以前の最大17mから18mまで認められるようになりました。
車両総重量に関しても、連結ピンから最後軸までの最遠軸距の長さで最大20tから28tまでとなっていましたが、車両の最遠軸距の長さに関わらず一律36tまで認められるようになりました。
セミトレーラーなどの車両総重量の基準が変わり、積載量も増えたので、 一度の運搬で運べる荷積の量も多くなって作業効率が大幅UP!!
さて、セミトレーラーの 規格やサイズなどの理解 が深まったかと思いますが、次の項目では知って得する運転のコツについてご紹介します!
セミトレーラーを運転するコツ
1.右左折
2.バック
3.方向変換
普通のトラックと違って長さがあるトレーラーは、 小回りが効かない ので、車両の長さを考えて運転しなければいけません!
そのため、 カーブで曲がり切れないこと や、 他車を巻き込んで事故引き起こす恐れ もあるので運転時には注意が必要です!
セミトレーラーの運転で大事なことは、 車体の大きさに慣れることです。
といっても、慣れるまでに参考になる 運転のコツ を知っておけば、だいぶ心強いですよね?
以下では、 バック、車庫入れ、カーブ などの運転のコツを、3つお教えしちゃいますね!!
バックのコツ最初に、 バックのコツ からご紹介していきます。
バックすることは案外難しく、自分では真っ直ぐ後退しているつもりでも、セミトレーラーが 「 徐々に左右にずれていくんだよ」 という声はよく聞きます!
この際に生じたずれを真っ直ぐに直すためには、基本操作としてハンドルを左右どちらかに切ります。
左方向にずれてしまっている場合、ハンドルを左に切ることでトレーラーとトラクターを、 真っ直ぐの状態に戻すことが可能!
次の操作として、ハンドルを右に切っていきます!
トラクターを反対の右方向に振りながら、自分が思っているラインの上に トレーラーが乗るよう調節 を行っていきます。
思っているラインの上にトレーラーが乗ったら、ハンドルが真っ直ぐになる直前まで左に戻します!!
この時に注意したい点が、 トラクターとトレーラーの折れ角を一定に保つ ことです。
ハンドルを切るタイミングが早いと左方向に、遅いと右方向にずれてしまうので タイミングに気をつけることが重要 です!
また、ハンドルを切り過ぎても大きくずれてしまうので、この点にも 注意 しましょう。
車両がある程度ラインに乗った場合は、細かくハンドル操作をし、トラクターとトレーラーが 一直線になるように微調整 していきます!
最後に、ハンドルを真っ直ぐにし、トラクターのタイヤを戻して修正が完了です。
ちなみに、右方向にずれてしまった場合は、この 手順と逆を行えば修正ができます☆
車庫入れのコツ続いて、セミトレーラーの 車庫入れのコツ について紹介します!
車庫入れを右バックで行う際のコツとしては、以下の手順で行います。
1.逆にハンドルを切る
2.後輪を曲がりたい方向に向ける
3.後輪を真っ直ぐに調整する
トレーラーでバックする際は 「逆ハンドルを切る」 と言うことは、よく言われているポイントです!
右バックでセミトレーラーの車庫入れを行う時は、右方向に後輪を向けるために、 逆の左方向にハンドルを切ります!!
この時に、ハンドルの位置をそのまま維持してしまうと、連結部分が逆方向に曲がってしまうので 小刻みに左右の逆ハンドル を繰り返しましょう。
後輪を意識 しながら、調整していくと一般車両のようにバックする事ができます!
さらに、左バックの場合は、 ミラーで見えない死角があるので、一度車両から降りて確認しましょう。
カーブのコツ最後に、カーブのコツについてですが、トレーラーの 後端から30cmがミラーでどのくらいに見えるのか をまず確認します。
ミラーを確認しながら曲がった方が、車両感覚を早く掴むことができるのです!
ただし、自動車練習所などで練習する際は 「ミラーに頼らない」 と言われることが多いみたいなんです!
「何で頼らないんだよー?」 とふと思った方へ、カーブをする時にミラーばかりを見ていると、前方の 安全確認を怠り危ない という理由があるのです。
カーブによっては半径が違うので、 距離感や感覚を体で覚えることが大事なんです!!
これに慣れてくれば 「チラチラ」 ミラーを確認しなくても、カンタンにカーブを曲がることができます。
また、サイドミラーを全く見ないで、縁石との距離を30cm保つことができれば良いのですが、巻き込みを防止する意味でも、 安全確認でミラーの確認はしましょう。
このようなカーブでサイドミラーを全く見ないと、 トレーラーの後輪を擦ってしまったり、乗り上げたりしてしまうかもしれません…
ですが、曲面ミラーで少し見にくいという点はありますが、 下の広角ミラー で確認することができるので覚えておきましょう!
セミトレーラーの運転に必要な免許
さてさて、セミトレーラーを運転するために 必要な免許 は何なのでしょうか?
このセミトレーラーは、運転席と荷台が分離しているいわゆる牽引自動車なので、牽引する 車の免許 の他に 〝牽引免許〟 が必要なのです。
牽引免許の種類 ・牽引免許車両の重量が750㎏を超える 貨物トレーラーやキャンピングトレーラー などで、 荷台を車に連結させて移動させる時 に必要な免許。
・牽引二種免許車両の重量が750㎏を超える、 運転席と客席がトレーラーのように分離されているトレーラーバス などを 営業で運転する時 に必要な免許。
・限定条件のある牽引自動車車両の重量が750kg超から2000kg以下の トレーラー、キャンピングカーなどの 小型トレーラー に 限定して牽引 出来る免許。
セミトレーラーは、 使用用途合わせて種類 を選ぶことができ、 運転などのコツ を覚えておけば、 運転時の不安要素も無くなりますよね☆