高尾山で「シモバシラ」の氷の華を観察。冬の始まりに現れる氷の芸術。どこで見れる? 観察の注意点は?
高尾山で「シモバシラ」の氷の華を観察。冬の始まりに現れる氷の芸術。どこで見れる? 観察の注意点は? 「シモバシラ」の地上部は冬になると枯れてしまいますが、根は元気で、寒くなると根が吸い上げた水を茎から噴き出し、それが冷たい外気に触れることで氷の華ができます。
「シモバシラ」の地上部は冬になると枯れてしまいますが、根は元気で、寒くなると根が吸い上げた水を茎から噴き出し、それが冷たい外気に触れることで氷の華ができます。 気温が低くならないとできませんので、観察は朝の時間帯に限られます。取材時は朝7〜9時くらいに観れていますが、もう少し遅い時間でも気温によっては観れることもあるようです。 気温が高いと氷ができなかったり、できても溶けてしまいます。 また、寒すぎても根が水を吸い上げられずに氷の華ができないそうです。 (今までマイナス1〜5℃くらいだと観察できています)
5号路
5号路は高尾山山頂の周りを一周しているループコースです。 シモバシラは1号路と6号路を結ぶ舗装路の脇にあります。 メインの登山道である1号路からすぐのところにありますので、観察しやすい場所と言えるでしょう。
5号路。シモバシラの観察で人が集まっている。 シモバシラの氷の華。枯れた茎の周りに氷がつくられる。(撮影:2011/12/24) 左右対称のかたちのものも。(撮影:2020/1/1)
奥高尾のまき道
もみじ台北側のまき道観察ポイントではシモバシラの観察者向けに、「観察前に知ってほしいこと」という注意書きが掲示されています。 シモバシラの氷の華ができるのは登山道ではない場所。足を踏み入れるとその場所の植生が荒廃し、春になっても植物が出にくくなってしまうなどの被害がでてしまいます。 少し離れたところにあるシモバシラを撮影しようとして、足を踏み入れてしまうケースが多いようです。 必ず登山道外から足を踏み出さないで観察や撮影をしましょう。
一丁平北側のまき道もみじ台を抜けたあと、一丁平北側の巻き道に入る。 群生して氷の華ができている。(撮影:2011/12/24) ひとつひとつ形が違っていて、見ていて飽きない。(撮影:2011/12/24) 茎に巻きつくように氷がついている。(撮影:2011/12/24) こんなかたちのものも。(撮影:2011/12/24)
TAKAO599MUSEUM
実は山の上に行かなくても、ふもとで確実に観れるスポットがあります。 TAKAO599MUSEUMには敷地内でシモバシラを観察できる場所があり、ここであれば一番手軽に観察することが可能です。 しかもここのシモバシラは山の上で見るものよりサイズが大きく、見応え充分です。 場所は、広場の一番甲州街道寄りになります。案内板が立っているのでわかりやすいと思います。
シモバシラは敷地内の甲州街道寄りにあります。(以下すべて撮影:2020/12/21) 案内板もありますので、見つけやすいです。 一番大きなシモバシラ。山の上のものと比べると、かなり大きい。 他も立派なサイズのものばかり。
シモバシラ観察の注意点
奥高尾のまき道の紹介でも注意書きの写真がありましたが、シモバシラ観察のときはくれぐれも登山道の外に足を踏み出さないように注意をしましょう。 人が足を踏み入れると植生が荒廃してしまい、シモバシラだけでなく他の植物にもダメージを与えてしまいます。(地表に見えなくても地面の下に植物が隠れていることがあります) 特に写真撮影をするとき、離れたところにシモバシラがあると、もう少し奥にという気持ちで踏み出してしまう人が多いと聞きます。 毎年シモバシラや植物の観察を多くの人が楽しみにしていますので、「ちょっとだけ」という気持ちを抑えて、ルールを守って観察しましょう。
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