馬のマイコトキシコーシスについて(2)
馬のマイコトキシコーシスについて(2)

馬のマイコトキシコーシスについて(2)

前回はマイコトキシンのことについて、簡単に紹介しましたが、今回はもう少し詳しく。

フザリウム属によって生成されます。トリコテセン類に含まれる デオキシニバレノール(DON、ボミトキシン)は、気温が高温と低温の間で変動した後に生成されます。飼料に含まれるマイコトキシンは単独ではなく同時に数種認められることも多く、特にDONはゼアラレノンなど他のマイコトキシンと同時に見られることの多い毒素です。食欲低下、免疫抑制、成長遅延、、成績不良、腸の炎症や下痢、肝障害、疝痛などを引き起こします。

ゼアラレノン Zearalenone

フモニシン Fumonisin

いくつかの化合物が知られており、そのうちの『B1』と呼ばれるフモニシンは、馬では『白質脳軟化症 ELEM:Equine Leukoencephalomalacia』としてよく知られています。無気力・嗜眠・平衡感覚の異常・発作・よろめき など、重度の神経症状に発展し、最終的には死に至ります。

病理解剖像:脳の白質の広範な軟化と壊死を認める。 - J Vet Diag Invest 2 ; Wilson T.1990 –

エルゴアルカロイド Ergot Arkaloid

ペレニアルライグラス

エルゴバリン Ergovaline

ロリトレムB LolitremB

スフラミン Slaframine

スラフラミンは、Rhizoctonia leguminicolaという真菌から発生します。湿潤・多湿な環境でクローバーやアルファルファなどのマメ科の植物に発生し、牧草や干し草にも含まれます。スラフラミン摂取の最も一般的な兆候は、過剰な唾液分泌、すなわち “よだれ “です。その他の兆候としては、過度な喉の渇き、頻尿、体重減少、脱水があります。馬は、感染した飼料の摂取を止めれば、1~2日以内に回復します。

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馬の獣医師。 外科・画像診断・循環器が好きですが その他何でも 日本ウマ科学会会員 (認定馬臨床獣医師) AAEP(American Association of Equine Practitioners)会員 日本獣医麻酔外科学会会員 日本獣医画像診断学会会員 趣味は 乗馬。愛馬マハロくんと一緒にリトレーニング中。

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