辺野古・大浦湾を潜る。奇跡のサンゴのその後、そして基地建設現場付近の海の「今」
辺野古・大浦湾を潜る。奇跡のサンゴのその後、そして基地建設現場付近の海の「今」

辺野古・大浦湾を潜る。奇跡のサンゴのその後、そして基地建設現場付近の海の「今」

沖縄の辺野古・大浦湾で進む基地建設と、奇跡的に生き延びたアオサンゴ群集、クマノミ城の現状をレポート。サンゴ保護と海洋環境の未来を考える。

3月4日午後12時45分。僕は大浦湾の自然観察ツアーに使われるグラスボートに乗って、基地建設現場に近い海上を移動していました。目指すポイントは「クマノミ城」と「ユビエダハマサンゴ群集」。どちらも基地建設現場に近く、ファンダイビングが実質的に禁止されているエリアにあるのですが、名護市議会議員でアオサンゴの発見者でもある東恩納琢磨さんの計らいで、今回特別に潜らせていただけることになったのです。 特にクマノミ城は、写真家・ 中村卓哉氏のすばらしい写真集「辺野古 海と森がつなぐ命」で見て、いつかは潜ってみたいと思っていた憧れのポイント。一生潜る機会はないだろうとあきらめていたのですが、思わぬ機会の到来に、胸が高まります。

基地建設現場の海上には、12月に来た時には見られなかった紅白の高い 櫓 ( やぐら ) を備えた船が何隻も浮かんでいます。この船は「サンドコンパクション船」と呼ばれていて、大浦湾の軟弱地盤を強化するために導入されました。約7万1000本の砂の 杭 ( くい ) を海底に打ち込む工事が予定されており、すべての地盤改良工事が完了して、普天間基地の移設が可能になるまでに約12年かかるとされています。

海の美しさ・楽しさ、そして環境問題を映像や写真で発信することがライフワーク。 1992年に小笠原でスキューバダイビングとスキンダイビングを初体験して以来、海の魅力にどっぷりはまる。1997年からは御蔵島のドルフィンスイムに通い始め、イルカの魅力に取り憑かれる。2022年末に長年勤めていた科学館を退職し、ダイビングガイドの道に入る。 また2016年に、ドルフィンスイムガイドの草地ゆきと共に「御蔵島のオオミズナギドリを守りたい有志の会」を立ち上げ、鳥を捕食する御蔵島の野生化ネコを捕獲・譲渡する活動を行っている。

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