唯一、白ネギだけが「オーガニック」として認められない理由。
唯一、白ネギだけが「オーガニック」として認められない理由。

唯一、白ネギだけが「オーガニック」として認められない理由。

でも、この白ネギ、うちで育てている野菜の中では唯一、「有機栽培」の認定を受けれない野菜なのです。「オーガニック野菜」と言うことのできない野菜なのです。農薬も、化学肥料も、除草剤も使わないのになぜ有機栽培の認証を受けれないかというと・・・

宮崎の繁華街の中に、女将さんが一人で切り盛りしている雰囲気のいい小料理屋さんがあります。 この季節、そこへ行く時には、白ネギを新聞紙に包み、小脇に抱えて持っていきます。そうすると、女将さんは手際よく”ささっと”料理してくれるのです。 花束ならまだしも、白ネギを小脇に抱え繁華街を歩くのは恥ずかしいのですが、寒い季節の、甘みののった白ネギは美味なので仕方ありません。 でも、この白ネギ、うちで育てている野菜の中では唯一、「有機栽培」の認定を受けれない野菜なのです。「オーガニック野菜」と言うことのできない野菜なのです。 なぜ有機栽培に認定されないのか? 農薬も、化学肥料も、除草剤も使わないのになぜ有機栽培の認証を受けれないかというと、ネギの苗を育てる時に使う農業資材に理由があります。 ネギはこんな感じで植えていきます。この道具を使って、引っ張って行くのです。 右側の苗の先端を固定して引いていくと、苗が連なって苗箱から出てきて、右側の黒い車輪あたりで土中に埋まっていく仕組みです。 この、苗を連ならせて植えていけるのが、「チェーンポット」と呼ばれる紙の資材です。 ひとつひとつの穴の中に土を入れ、それぞれに種を入れていくのですが、この「チェーンポット」を蜂の巣のような形にするために使われている接着剤的な物が、基準の厳しい有機JASの認定をクリアーできない成分なのです。 これがまさに原因なのです。 この「チェーンポット」は、時間の経過とともに微生物に分解されて土に戻っていきますし、この接着剤の成分も時間の経過とともになくなっていきます。 それでも、一度ネギを育てた畑は、3年間待たないと有機JASの申請をすることすら許されません。いくら無農薬、無化学肥料であったとしてもです。 それほど有機JASの認定には厳しい基準とルールがあり、毎年、外部からの審査もあり、それらをクリアしないと更新もできません。 6月。 ネギを植えた直後の様子。 12月。 収穫時期。 冬の野菜は、寒さが厳しくなるほどに甘くて美味しくなります。 今年のネギも、特有のツンとした辛味の無い、とろけるような美味しさです。 P.S 一緒に小料理屋に行く友人から、ネギを背負ってくるようにと、今日も誘いのLINEが来ました。 スポンサーリンク

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