立花道雪の生涯:強く気高い戦国最強の上司・親分
武士の中の武士。戦えば常勝、そしてその常勝を実現するためには道雪がどのような事をしていたのか。義に厚く、筋をしっかり通し、曲がったことがあればそれが主君であっても厳しく戒め、諫言できる度量。今の時代であっても見習い事がたくさんあります。この道雪こそ、立花宗茂の義理の父であり、歴戦の勇将そして義に厚い宗茂が義父となった道雪の戦い方、生き方、上司や部下との接し方などを学んでいったことは間違いないでしょう。
大友宗麟が凶暴な猿を手元に置き、これが家臣に飛び掛るのが面白くて何度もけしかけた事があった。毎日のように迷惑を掛けられた家臣は辟易し、大変困り果てた。これを聞いた道雪は、他の家臣と同じように宗麟の前へ出向いた。案の定、宗麟が猿をけしかけてきたので、道雪はこれを鉄扇で叩き殺してしまった。驚く宗麟に「人を弄べば徳を失い、物を弄べば志を失う」と諫言したので、宗麟は大変反省した
『萩藩閥閲録』卷六十一 桑原文書 小原隆言書状上司と話す機会を知恵を以て設ける
宗麟は酒と女に溺れて国政を顧みず、忠勤の者を賞さずに罪ある者を罰そうとさえしなかった。道雪は危機感を持ち、宗麟に拝謁を申し出たが、宗麟は道雪が諫言しに来たと悟って会おうとしなかった。そこで道雪は京都から美人の踊り子を呼んで昼も夜も構わずに自分の屋敷で躍らせた。女好きの宗麟は堅物の道雪の行為に驚きながらも興味を持ち、自ら道雪の屋敷にやってきた。そこで道雪はようやく宗麟に拝謁する事ができた。
楠戸義昭『戦国武将名言録』楠戸義昭『戦国名将・智将・梟将の至言』人を育てる、部下を育てる
結果が出ない部下をしっかりフォローする
武功の無い武士がいると「運不運が武功にはあるもの。そなたが弱い者でない事は、我が見定めている。明日の戦いに出る際、そそのかされて抜け駆けなどして討死してはならぬ。それは不忠というものぞ。身を全うしてこの道雪の行く末を見よ。お前たちを打ち連れているからこそ、かくのように年老いても敵の真ん中に出られ、怯んだ様子も見せないのだ」と言ってその武士と酒を酌み交わし、ある時は武具を与えたりもした
楠戸義昭『戦国名将・智将・梟将の至言』部下を評価する、賛辞する
道雪の配下は次の戦いでは他に遅れまいとして勇み、その武者振りがいいと「あの者を見よ。この道雪の睨んだ目に狂いは無かった」と周囲にもわかるように賞賛・激励した。このため士卒は道雪のために命を惜しまずに働いた
楠戸義昭『戦国武将名言録』辛い時こそ、「私は常に先頭にある」、と部下を鼓舞する
「我を敵の中に担ぎ入れよ。命が欲しければ、その後で逃げよ」と道雪が下知した。しかし、家臣たちは日ごろの道雪への感謝から、そのようなことをせずに奮起し、敵に対して何度も槍を交えて、遂に追い返したという
楠戸義昭『戦国名将・智将・梟将の至言』部下を許す、面子を守る
客を招いての酒の席で部下が粗相をした際、「今、私の部下が失礼をしたがこの者は戦場では何人分もの働きをする。特に槍の扱いなどは当家一であろう」と客に話し部下に恥をかかせなかった。
ある家臣が道雪の侍女に密通して問題になったが、肝心の道雪は「若いのだから当たり前だ。色恋に迷ったからと言って誅殺するには及ばぬ。人の上に立って、君と仰がれる者が、ちょっとしたことで人を殺せば、人は君に背くもととなる。国の大法を犯したのとは違う」と述べて笑った。この言葉を聞いた家臣は、後に道雪を守りながら戦死したと伝わる。
楠戸義昭『戦国名将・智将・梟将の至言』全体に影響することについては躊躇せず断罪する
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kinokohinting
ソフトウェア技術者10年、海外マーケティング担当10年、現在はAI(機械・生成AI)を用いたアプリケーション開発をしています。 仕事、生活、地図、歴史、時事・ニュースネタ、自身の拙い経験や知見が少しでも他の方の参考になれば、と思っています。史跡散策、街歩きが好きです。家の中で最近ハマっているのは、手品(超初心者)とAI学習、いずれも日々リアルに手を動かして学びの途にあります。Google local guideとして、2018年より活動。現在Level 8。主に駐車場の登録、駐車場情報のアップ、その他小さなお店や飲食店、史跡系を多く書き込んでます。ラーメンも大好きです。 ご連絡はこちらで。blogkinoko@gmail.com
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