平安時代の富士山噴火で、大災害に遭った人々の苦悩と奮闘を描く
『赫夜』|澤田瞳子|光文社澤田瞳子(さわだ・とうこ)さんの歴史小説、『赫夜』(光文社)をご紹介します。2024年、元日の能登半島地震は、正月の浮かれた気分を一掃する出来事でした。あれから1年が経ち、被災地の復興の遅れが気になる中、私たちには...
あらすじ 富士山、噴火。 それでも人は、生き続けねばならぬのだ。
延暦十九年(800年)、駿河国司の家人・鷹取(たかとり)は、軍馬を養う官牧で不遇な日々を送っていました。ある日、横走の市に出かけた彼は、富士ノ御山(富士山)から黒煙が立ち昇るのを目撃。降り注ぐ焼灰にまみれて意識を失います。
一方、官牧では、近隣の郷人や遊女たち避難民を受け入れ、混乱が拡大。灰に埋もれた郷では盗難騒ぎが起こり、不安、怒り、絶望が渦巻きます。そんな中、京から蝦夷征討のために必要な武具作りを命じられる鷹取。地方の不遇に歯噛みする彼は、決断を迫られることに――。
(『赫夜』カバー帯の紹介文より抜粋・編集)
読みどころ 今回ご紹介した本 書籍情報赫夜(かぐよ) 澤田瞳子 光文社 2024年7月30日 初版1刷発行
目次 第一章 富士ノ御山 第二章 烟気暗瞑 第三章 赤気、燎たり 第四章 流れ下るもの 第五章 新たなる日々 第六章 夜明け
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