誰が?何のために?テネシー州で自宅前の私道が消えてしまう
国土が大きいせいなのか、アメリカで起きることは、えてして唖然とするくらいスケールが大きかったりする。以前紹介した事案では…
国土が大きいせいなのか、アメリカで起きることは、えてして唖然とするくらいスケールが大きかったりする。 以前紹介した事案では、カリフォルニア州で民家の私道が盗み去られるという事件が起こっている。 それと同様の事件が、今回テネシー州で発生した。チャタヌーガという街にある住宅で、家に続く私道(ドライブウェイ)が丸ごと何者かに盗まれてしまったのだ。 カリフォルニアの事件と同様に、詐欺の可能性が濃厚だが、犯人も、その目的も、ターゲットすらわからないという、なんとも消化不良な事態となっている。
記事をシェア みんなのポスト コピー コメント コメントを書く コメントを見る気がついたらドライブウェイが消えていた
テネシー州に住むペイジ・バッテンさんは、改装して売却するつもりで一軒の住宅を購入し、転売する準備をしていた。 購入希望者が何人か現れたので、不動産業者を通じて具体的な話を詰めようとしていたところだったという。 2025年11月15日の朝、ペイジさんのもとへ、購入希望者から1本の電話がかかって来た。 家自体は気に入ったので話を進めたいのだが、ドライブウェイの工事はいつ終わるのか?と尋ねる内容だったという。 この画像を大きなサイズで見る この日、ペイジさんが契約していた不動産エージェントは、実際に家を見たいという購入希望者を現地に案内していた。 ペイジさんは不思議に思ったものの、ドライブウェイにはコンクリートのひび割れがあったので、その補修のことだと考えた。 だがどうも話が嚙み合わない。工事をする予定はないと告げると、購入希望者は「間違った家に来てしまったかも?」と当惑したのだ。 だが、事態はペイジさんの想像をはるかに超えていた。なんとドライブウェイ自体が、跡形もなく消えてしまっていたのである。
コンクリートが根こそぎ撤去されて丸裸に
ドライブウェイとは、アメリカの住宅でよく見られる、ガレージから道路までを結ぶ私道のことである。 イメージ的には、こんなのを想像してもらえばいいと思う。ガレージや玄関から、舗装された道が車道までまで続いているのだ。 この画像を大きなサイズで見る image credit:Pixabay 今回はこの舗装した部分が根こそぎ掘り返されて、ご覧の通り、地面が露出してしまっていたのである。 この画像を大きなサイズで見る 事態に困惑したペイジさんは、とりあえず警察に通報したが、「自分が何を通報しているのかよくわからなかった」と話している。 だが、この家の隣家に住むエイプリル・レナーさんが、ドライブウェイに起こったことを目撃していた。 前日の11月14日、突然建設車両が3台ほどやって来て、一気にドライブウェイの路面をはがして持ち去っていったのだという。
家主(ペイジさん)のために交換か何かをするんだと思っていたんです。でも警官が来て、残念ながら誰か盗んでしまったって…本当に変な話ですよね その時の様子は、近所の家の防犯カメラに写っていた。しかしこの状況を見たら、誰だって住人本人が工事を頼んだと思うのではないだろうか。 この画像を大きなサイズで見る工事をした業者も被害者だった!
当初、ペイジさんはこれは何かの間違いに違いないと思ったそうだ。おそらく誰かが住所を間違えて、ペイジさんのドライブウェイを撤去してしまったんだと。 だから、そのミスをした誰かさえわかれば、ドライブウェイを元通りにしてもらって解決すると考えた。だが、事態はもっと複雑で深刻な様相を呈し始めた。 まず、その後の調べで、ペイジさん宅のドライブウェイを撤去したのは McSears Concrete Finishing という業者だったことが明らかになった。 この会社は正式に登録しており、決して違法な業者ではなかった。普段からコンクリート工事を行っている、普通の会社だったという。 同社のオーナーであるドニー・マクシアーズさんの説明によると、「ディーン・ウィリアムズ」と名乗る人物からメールで工事依頼を受けたのだそうだ。 依頼内容はドライブウェイのコンクリートをはがし、新しいものに打ち直してほしい、というものだった。 住所は確かにペイジさん宅のもので、「ウィリアムズ」氏は自分がこの家のオーナーであると言っており、完全に本物の工事依頼に見えたという。 なのでドニーさんは正規の以来だと信じ込み、現場での作業を行った。つまり工事を行った時点では、ドニーさんも近所の人も、誰一人これが異常事態だとは思っていなかったわけである。 この画像を大きなサイズで見る ドニ―さんによると、「ウィリアムズ」は半額を前金で払うと約束していた。しかし実際には、まだ前金分の小切手は送られてきていない。 電話などでの直接の会話はなく、メッセージは全てメールで送られて来た。そして話の内容は、少しずつおかしくなっていったらしい。
前金も何ももらっていませんし、なぜか家具代の2,000ドルを払ってほしいと言われたんです 彼らと仕事をするのは本当に楽しかったです。彼らは全てに責任を持って取り組んでくれました。家の所有者は私ですが、実際に詐欺に遭ったのは彼らなんですよ結局のところ、ドライブウェイを撤去した業者もだまされ、家の持ち主も被害を受け、依頼した「ウィリアムズ」だけが姿を消した。 なぜこんな誰も得をしないような詐欺が行われたのか、その理由も目的もさっぱりわからないままである。 今後の調査で、どのような経緯でこの奇妙な事件が起きたのかが明らかになることを願うしかない。
A stolen driveway leaves woman on a rocky road as she tries to find out who did it References: Video: Driveway Stolen from Tennessee Home
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この記事への コメント 17件
アメリカの商習慣はわからないけど、ドニーさんは不用意に工事をしてしまったと思う。半額の前受けって、取りっぱぐれのリスクを下げるための証拠金だろうに その前に役務提供を始めてしまったら、 たとえ詐欺でなくても、金銭管理のズボラな客だと「ごめ~ん、用立てできるはずだった金が、やっぱりダメだった~(テヘペロ」みたいにgdgdで丸損になる可能性もあるしなぁ… とはいえ、実務だと、他の工事日程や天候の関係で できるうちに作業を済ませた方が、ヘタに厳密に「前受金の受領が遅れてるから、予定していた工事は延期で」と杓子定規に運用するより経済的だったりするのか??
依頼したこのウィリアムズ氏自身に何の得もない話なので、住所を超勘違いしてた可能性もある? >なぜか家具代の2,000ドルを払ってほしいと言われた 適当な民家の住所で工事依頼する→工事により物損したから賠償しろと吹っかける→払われても払われなくてもトンズラ こういうメソッドではなかろうか。 だから家具代の2000ドルが目当ての詐欺でしょ 前金受け取ってから工事するもんちゃう? 購入希望者が、前のドライブウェイを気に喰わなかったんだろ ウィリアムズ氏はもしかしたら自分がこの家の持ち主だと思いこんだヤバい人なのかも… ピザとかSWAT送りつけるイタズラの亜種か? 何故金を受け取る前に工事してしまったのか。シンプルに考えればドニーさんの会社に対する嫌がらせ、ということになるだろう。 元従業員とか、経営をめぐるゴタゴタに関係してる人物。 記事だけを読めば、ドニーさんが「善意」で行った工事も少し違和感がある。 同じような工事を知り合いがしたとき、その金額は決して安くはなかった。アメリカでの相場は知らないが、善意であるにしては太っ腹すぎる気もする。何か思い当たる節があり、大ごとにしたくないという思惑がドニーさんの胸中にあったのではないか?と勘繰ってしまうね。
「他人の家のドライブウェイ剥がしてみた!ついでに家具代請求してみたwww」 だったりして。 建築関係の仕事してるけど、支払いは工事完了後が基本ではあるね。 ただ面識の無い人からメールの依頼だけでは怖くて仕事受けないけど。 アメリカでは売家に勝手に住み着く人がいるトラブルが多いってテレビでやってたけど、そっち方面の犯罪かも。 新手のAIを利用した某国の工作なんではと思ってしまった コメントを書く世界の不思議が、あなたの受信箱に。
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