ダクトの保温の必要性
ダクトの保温の必要性

ダクトの保温の必要性

こんにちは。今回はダクトの保温について紹介する。ダクトに限らず建築設備を計画するにあたって様々な配管にも保温を施す必要がある。保温を行う理由は主に結露が発生するからだ。配管やダクトの内側と外側の表面温度差が発生することで結露が発生する。とい...

こんにちは。 今回はダクトの保温について紹介する。 ダクトに限らず建築設備を計画するにあたって様々な配管にも保温を施す必要がある。 保温を行う理由は主に結露が発生するからだ。 配管やダクトの内側と外側の表面温度差が発生することで結露が発生する。 ということはダクトに限って言えばダクトの中の空気がどのような温度であるか、またダクト周囲の温度環境がどのようなイメージとなるかを想像することである程度結露が発生する領域を把握することができる。 とはいえ設計初心者の方にはそのようなイメージすらなかなか難しい。

各ダクトの用途

通称 SA(supply air)_ 主に空調機等で冷やされたり暖められた空気の搬送に用いられるダクト。 【還気ダクト】 通称 RA(supply air)_ 主に室内の空気を循環させるために室内の空気を空調機へと戻すためのダクト。

【外気ダクト】通称 OA(outdoor air)_ 主に外部からの新鮮空気を導入するために用いられるダクト。

【排気ダクト】通称 EA(exhaust air)_ 主に室内の臭気や熱を外部へ排出するためのダクト。

各ダクト内の温度

【給気ダクト】給気ダクトは空調機により冷やされたり暖められたりした空気がダクト内を通過するため室温よりも暖かかったり冷たかったりする。 設計内容にもよるが冷房時の給気温度は 15 ℃程度となる。

【外気ダクト】外気ダクトは夏であれば 30 ℃を超える温度を室内に取り入れるためダクト内温度も 30 度を超えてくる。冬であれば外気温が 0 ℃の場合は 0 ℃の空気がダクト内へ侵入する。

保温を行う理由

保温を行う最大の理由は結露対策だ。 通常ダクトは天井裏にて計画されるため結露が発生してしまうと天井を伝ってどこからか結露水がぽたぽたと垂れてしまう。 また常時水気があることとなるため天井裏のカビについても発生する恐れがある。 上記理由から結露させないために保温を行う必要がある。なお結露する要因についてはこちらで紹介しているため参照されたい。

各ダクトの保温の必要性

【還気ダクト】室内の空気を直に吸い込むこととなるため室温とダクト内の温度はほぼ同等であると考えられる。 従って基本的には保温が不要だ。 但し設計要件から明らかに室温とダクト内の温度が異なることが想定される場合は保温を見込むべきだろう。

まとめ

今回は各ダクトの用途に対して保温の必要性について紹介した。 一度結露を起こしてしまうとどこで結露が発生しているかといった要因を探すことが困難であったりする。 どんな場所でどの場所で結露が発生するかを考えたうえで保温の範囲を考えていただければと思う。

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コメント

TOMMY様 いつも拝読頂き大変ありがとうございます。 お褒めのお言葉大変感謝しております。 もし分かりづらい点等ありましたら逐一ご連絡いただければと思います。 引き続きあきしょー工房をよろしくお願い致します。