庭のドクダミ掘ってみた。地下茎を持つ最強の雑草を抜くことはできるのか?スギナの塊茎も出現
掘ってみたら想像以上に深かった…90cmで切れたドクダミの地下茎と、防草シートの壁際から生える仕組みを写真で紹介。スギナ塊茎も出た“地中の真相”をまとめました。
下の写真の中央よりやや下、横に伸びる黒い針金のようなもの。これは「スギナの地下茎」です。防草シートの下には、ドクダミだけでなくスギナもその根を伸ばしていました。スギナは、この掘削作業を行った12月現在、地上に顔を出していませんでしたが、ドクダミの間をぬい、地下には非常に長い根(地下茎)を展開させていたのです。「ドクダミ」と「スギナ」は、言わずと知れた雑草界の2大強者です。2種類の強害雑草が地下で絡み合って進行している…この事実は想像以上にショッキングでした。
■さらにスギナの「塊茎」を発見!ドクダミの茎を追っていく中、さらにはちぎれた「スギナの塊茎(かいけい)」を発見しました。「塊茎」を多くの方は目にしたことがないのではないでしょうか?かくいう筆者も塊茎と意識して見るのは初めてです。
塊茎とは長径が1cmほどの黒いコブのような見た目をしていて、一見すると種子や何かの卵のように見えます。しかし、その正体は「スギナの栄養の貯蔵庫」です。スギナは夏から秋の間に光合成で作った栄養を、地中にひそませたこの塊茎に蓄え、春に萌芽させるためのエネルギーにします。この塊茎が地下茎とつながっているかは問題ではなく、たとえ千切れていたとしても、この塊茎は独立してスギナを群生させるだけの栄養を内包しています。この塊茎が地中に存在することが、スギナを根絶できない最大の理由といっても過言ではありません。
地中40~50cm、ドクダミの茎はどこまでも続く
防草シートを少しずつはがしながら、ドクダミの茎の進む方へ、さらに慎重に掘っていきます。この時点で掘り出しているドクダミは相当な長さになっています。下の画像の白い茎が、たった一本のドクダミだと言ったら信じてもらえるでしょうか?
掘り切ることはできず、切れる
丁寧に丁寧に掘り進んでいたつもりでしたが、ちょっとした力加減の誤りで「プチッ」という音とともに、ついにドクダミの地下茎が切れてしまいました。あまりにももろく切れやすい。このもろさなら、地上部分を摘んで除去することはかなり簡単に感じられるでしょう。しかし、この切れやすさこそがドクダミの「生存戦略」なのか知れません。一本の茎をふたつに切った時、切断部はふたつできます。ドクダミは両方の切断部から再生し、その数を増やしていくのです。
■ドクダミの長さを計測口惜しいですが、これ以上の掘削をあきらめ、今回掘り出したドクダミの長さを計測しました。なんとその長さは約91cm。ピンと伸ばせば1mに達しているかも知れません。繰り返しますが、このドクダミは掘削の途中で切れてしまったものです。もし切れることがなければ、このドクダミの地下茎はどこまで続いていたのか、はかり知れません。
まとめ:ドクダミを掘ってわかったこと
今回、ドクダミの地下茎を掘ったリアルな感想。それは「ドクダミは紛れもなく最強の雑草のひとつ」だという事です。
■ドクダミを抜くことは非現実的 ■ドクダミを抜く、掘る行為自体にリスクがある実はドクダミを抜こうとする行為自体にリスクがあります。先述した通り、ドクダミは千切れた茎からも再生する強い生命力を持ちます。加えて、折れやすいというのもドクダミの茎の持つ特徴のひとつです。もしドクダミの地下茎がバラバラに千切れたら、もし切った地上部が土の上に放置されたら…想像以上の速度でドクダミは繁殖していくことになると思います。
ちなみにドクダミは刺激しないよう「ハサミで地上部分を切るべき」だと言われています。今回掘り出した土は、当然もとに戻しましたが、その際、ドクダミの地下茎、スギナの地下茎、そして偶然発見した「スギナの塊茎」は徹底的に取り除きました。しかし、庭のわずか一隅。本当の意味で、氷山の一角です。何もしなければ、来年の春も満を持してドクダミもスギナも顔を出すでしょう。
雑草を相手にする場合、短期決戦で勝とうとすると失敗すると言われています。重要なのは 「勢力を弱らせて、毎年の管理を楽にする」 という考え方です。結果ドクダミは切れてしまいましたが、たとえ一隅でも雑草勢力の一部を取り除くことが出来ました。
追記:掘り出して一週間後のドクダミ
東京戸張株式会社のWEB担当。 兼業農家に生まれ、家庭菜園と米づくりの経験は20年近くとなる。 副業でミミズを育て売るというかなり特殊な父親に育てられた。 土いじりもパソコンいじりも好き。だが、この世界で最も嫌いなものはきゅうり。
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